3Dアートとステレオグラム

3Dアートを楽しむ
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3Dアートとステレオグラムはどう違うの?という質問をいただきました。結論を言ってしまえばどちらも同じモノが回答になります。
1993年にCG(コンピュータグラフィックス)ステレオグラムが小学館から刊行されました。このシリーズは同じ年に2と3が続けて刊行されてステレオグラムのブームが始まりました。

当初はランダムドットステレオグラム(RDS)といい、ステレオグラムの前にランダムドットが付いていました。ランダムに散りばめられたドット(点)の集合体の中から立体視で画像が浮き上がるものでした。

★ランダムドットのサンプル
単純ですが、砂目状の画像から浮き上がってくる印象にはビックリしました。

このあと出たステレオグラム2、ステレオグラム3からは、ランダムドットの画像からグラフィカルな画像になって登場しました。現在よく見られるステレオグラムの原型画像になりました。

★グラフィカルになった3Dのサンプル

このシリーズが3Dブレークの引き金となり、各出版社がいろいろなネーミングで3D本を刊行するようになりました。マジカル3D、ミラクル3D、マジカル・アイなどなどです。その中の一つが3Dアートです。
確かに、ミラクル、マジカルはネーミングとしは、ピッタリなのですが、あくまで見えた時のイメージを表現したネーミングです。3D立体視画像の仕組みを具体的にネーミングしたのは、やはりランダムドットステレオグラムが一番適当かと思います。登録商標されているのかいないのかは分かりませんが、3Dステレオグラムはブームが去った現在でもよく使われています。

3Dアート制作については、一枚の絵を描くが如くとして捉えれば、3Dを使ったアート作品という意味でピッタリのネーミングだと思っています。一枚のアートを作るつもりで作っています。
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